Saturday 9 March 2019

エリオット・スミス プレイリスト(7)The Most Beautiful Girl, Charlie Rich


どう見てもクールとは言い難い。

至って普通のことですが、生きている以上色んなところで色んな音楽を聞きますよね。
自分の好きな音楽は聞くのは勿論ですが、否応なしに耳に入ってくる音だってある。それはテレビだったり、youtubeのリストの割り込み動画だったり、スーパーの中だったり、小さい頃の一発屋のヒットソングだったり。図らずもこんなイケてない音楽にはっと心を奪われた、なんてことはありませんか。エリオットはそんなとき、ちゃんと聞いたんですよね、ミュージシャンの耳で。

エリオットの元彼女のジョアンナ・ボルムは、エリオットは70年代に流行ったソフト・ロック(例えば、シカゴとか)やカントリーのファンで、曲全体というよりかは、その一部やメロディが変化するところを好んでレコード買ったりしていたとオータム・デ・ワイルドのエリオットのトリビュート本で話してくれています。

「チャーリー・リッチの『ザ・モースト・ビューティフル・ガール』という曲があって。"Hey, did you happen to see the most beautiful girl in the world? / If you did, was she cryin?"、彼は「ああ、この曲僕は聞けないよ。涙が出る」ってよく言ってたの。彼はいつもこの曲では泣いてたわ。」

今でこそGuilty pleasureっていう便利な言葉があるんですけどね。当時はインタビューとかでは言い難かっただろうなぁ。
(どうでもいいですが私のGuilty Pleasureは安全地帯です。)

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