ではないそうですがこの曲でギターを弾いてくれています!
エリオットが生前親しくしていた友人の中で、ロブ・シュナッフの存在は極めて重要だと思います。ロブと当時の共同プロデューサーのトム・ロスロックの二人組(現在はコンビは解消されている模様)は、ヒートマイザーの最後のアルバム『Mic City Sons』、エリオットの一連のソロ作品(Either/Or, XO, Figure8 )を手がけていて、ロブはこの3作と死後に発表された『From a Basement on the Hill』のミックスも担当しています。エリオットの独特のサウンドを生み出す手助けをしたお父さんような人なんですよね。もちろんエリオット以外にも素晴らしい作品を、現在までに沢山のアーティストと生み出しています。
エリオットもインタビューの中で、こう語っています。
「 おかしな言い方かもしれないし、実際そうともいえないのだけど、彼らは僕のバンドみたいなものなんだ、演奏はしていないことを除いては。でも彼らがいてくれると、僕らは大体いつも音楽的に波長が合ってるから、あまり話し合わなくても、アイディアのやりとりが出来る。だから彼らにいてもらうことは僕にとって良いことで、色んなことがよく捗るんだ。」
また、『Either/Or』の制作時を振り返ったロブの簡単なインタビューを見つけたので訳してみました。
『Either/Or』はエリオットの最初のコラボレーションだけど、どうやって彼と出会ったんですか?
ロブ:LAにあったJabberjawではじめてエリオットに出会ったんだ。キル・ロックスターズのスリム・ムーンが僕の妻のマーガレット・ミトルマンに彼をチェックするべきだと言っていたんだ。彼女は当時BMGパブリッシングで働いていて、スリム・ムーンとは友人だったから、僕も彼女と一緒にライブを見に行ったんだ。マーガレットとエリオットは一緒に仕事を始め、その関係を通して僕はエリオットと友人になった。
どうしてエリオットは『Either/Or』をジョアンナ(当時のガールフレンド)の家や彼の家、The Shop、Undercover Inc., Heatmiser House や Laundry Rules など様々な場所で録音したのでしょうか?どうして一ヶ所ではなかったのですか?
ー彼はギアがある場所にアクセス出来るならどこだって録音したんだよ。でもThe Shopは僕とトムのスタジオだったから、色んな音源を全部集めたところではあるね。
それは簡単なレコーディング/ミックスだったのでしょうか?どれ位時間をかけたのでしょう?
ーレコードを作るのを楽しんだよ。多分1ヶ月くらい時間をかけたと思う。もうあまり思い出せないけど。結構あっという間で大変ではなかった。
どのようにあなたはアルバムのサウンドを見つけたのでしょうか?
ー僕がサウンドを見つけるわけじゃない。彼が必要な人を探し当てるんだよ。
『Either/Or』のお気に入りの曲を教えて下さい。
ー色々な理由があって答えるのは難しいよ。まず僕はもう彼のレコードはあまり聞かないんだ。なぜならそうするにはまだもう少し時間が必要だから。ちょっとした思い出やレコードへの思い入れがあって一曲を選ぶことはとても出来ないよ。
使用した機材について教えて下さい(コンソール)
ー僕たちはワリー・ハイダー スタジオ4にあったAPI Demideo コンソールを所有していたんだ。このコンソールを通して多くの素晴らしいレコードが作られたんだ。グラム・パーソンズの『GP』や『グリーヴァス・エンジェル』、トム・ウェイツの『スモール・チェンジ』までのレコード、CSN(クロスビー・スティルス&ナッシュ)、CCRなど。
それとStephens社のリールテープマシーンも持っていたんだ。フリートウッド・マックの『噂』やピンク・フロイドの『ザ・ウォール』で使われたんだ。もちろん『イーザー/オア』もね。
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ロブ・シュナッフはエリオットのマネージャーの旦那さんでもあったので、エリオットの生前の様々なトラブルや彼の葛藤もよくわかっていたはず。元プロデューサーという立場からも折りに触れエリオットの思い出を話してくれています。Gearslutzという音楽録音機材のサイトの掲示板では突如実名で登場して、当時の機材のことなど質問者の問いに詳しく答えてくれています(もちろん専門的過ぎてわかりませんが)。記憶のあるうちに留めようと思ったのかはわかりませんが、本当に気前のいい、素晴らしい才能に溢れた、そして面白い人だと思います!
また、エリオット関連の録音機材、テクニック、音楽理論などについて様々な媒体からまとめたオタクなフォーラムのサイトを見つけました。もしご覧になってご質問のある方は、コメントかメール下さいませ。
どうしてエリオットは『Either/Or』をジョアンナ(当時のガールフレンド)の家や彼の家、The Shop、Undercover Inc., Heatmiser House や Laundry Rules など様々な場所で録音したのでしょうか?どうして一ヶ所ではなかったのですか?
ー彼はギアがある場所にアクセス出来るならどこだって録音したんだよ。でもThe Shopは僕とトムのスタジオだったから、色んな音源を全部集めたところではあるね。
それは簡単なレコーディング/ミックスだったのでしょうか?どれ位時間をかけたのでしょう?
ーレコードを作るのを楽しんだよ。多分1ヶ月くらい時間をかけたと思う。もうあまり思い出せないけど。結構あっという間で大変ではなかった。
どのようにあなたはアルバムのサウンドを見つけたのでしょうか?
ー僕がサウンドを見つけるわけじゃない。彼が必要な人を探し当てるんだよ。
『Either/Or』のお気に入りの曲を教えて下さい。
ー色々な理由があって答えるのは難しいよ。まず僕はもう彼のレコードはあまり聞かないんだ。なぜならそうするにはまだもう少し時間が必要だから。ちょっとした思い出やレコードへの思い入れがあって一曲を選ぶことはとても出来ないよ。
使用した機材について教えて下さい(コンソール)
ー僕たちはワリー・ハイダー スタジオ4にあったAPI Demideo コンソールを所有していたんだ。このコンソールを通して多くの素晴らしいレコードが作られたんだ。グラム・パーソンズの『GP』や『グリーヴァス・エンジェル』、トム・ウェイツの『スモール・チェンジ』までのレコード、CSN(クロスビー・スティルス&ナッシュ)、CCRなど。
それとStephens社のリールテープマシーンも持っていたんだ。フリートウッド・マックの『噂』やピンク・フロイドの『ザ・ウォール』で使われたんだ。もちろん『イーザー/オア』もね。
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ロブ・シュナッフはエリオットのマネージャーの旦那さんでもあったので、エリオットの生前の様々なトラブルや彼の葛藤もよくわかっていたはず。元プロデューサーという立場からも折りに触れエリオットの思い出を話してくれています。Gearslutzという音楽録音機材のサイトの掲示板では突如実名で登場して、当時の機材のことなど質問者の問いに詳しく答えてくれています(もちろん専門的過ぎてわかりませんが)。記憶のあるうちに留めようと思ったのかはわかりませんが、本当に気前のいい、素晴らしい才能に溢れた、そして面白い人だと思います!
また、エリオット関連の録音機材、テクニック、音楽理論などについて様々な媒体からまとめたオタクなフォーラムのサイトを見つけました。もしご覧になってご質問のある方は、コメントかメール下さいませ。
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